この記事を読んで欲しい人 | 男性育休 | 体験談
この記事は
- 妻が妊娠した!育休取るべき?
- 育休取りたいけど、会社に言いづらい。
- 育休中は他のパパ、なにしてるの?
こういった疑問を解決すべく体験談をまとめました。
もくじ | 男性育休 | 体験談
- 筆者の環境
- 申請の期間
- 貰えるお金
- 税金が非課税
- 子育ての大変さ
- 産後の妻のケア
- 社会復帰への不安
- 家事の大変さ
- 完璧主義ほどツライ
- 他愛無いことの幸せ
- 人生で一番大切なもの
- 『サラリーマン』を客観的に見る機会
- 終わりに
取得した感想としては、育休を取得して人生観が変わります!
迷ったら絶対取るべきです。
筆者の環境 | 男性育休 | 体験談
私は妻が2人目の出産時に育休をとりました。その時上の子は小学生。
少し歳の差がある兄弟となりましたが、上の子の時は育休は取得せずに普通に働いていたので、下の子はしっかり向き合いたい!と思って育休の取得に踏み切りました。
会社では男性の育休取得は、ほんの数件しか前例がありませんでした。
ただ、会社の人事部は推奨していたので、一度きりの人生!と思い、勢いで取得しました。
直属の上司はなんとなく渋い感じでしたが、その分引き継ぎなどは完璧にして迷惑をかけないように頑張りました!
今思うと、会社よりも自分の人生の方が大事なので、気にせず取得して本当に良かったなぁと思います。
申請の期間 | 男性育休 | 体験談
産まれた!すぐ育休に入るぞ!と思っていたのですが、申請書の提出から産休が開始されるまでの期間は申請後1ヶ月必要でした。
女性の産休、育休のイメージと異なるので要注意です。
育休の申請書には子供の名前を書く欄がありますが、当然、出生届を役所に提出するまで名前は確定しません。
名前を空欄で先に出して、後から通知するなどの方法で出産後に即育休に入る裏技もできると聞いたこともあります。
ただ、私は出産自体がまだまだ命がけであり、個人的な願掛けも兼ねて無事に出産してから申請したので出産後1ヶ月してから育休に入りました。
産後直後が一番母体もキツく、役所に行く用事も多いので1ヶ月は長いと思いました。実際にはこの期間は有給休暇を取得して乗り切りました。
貰えるお金 | 男性育休 | 体験談
お金は一番気になるところだと思います。育休中は会社から出る給料は基本的に0円です!
ただ、国から育児休業給付が出ます。
詳しい計算方法や申請方法は役所のHPで確認してほしいですが、おおよそ67%の金額が支給されます(6ヶ月経過後は50%)
育児休業給付の1支給単位期間ごとの給付額は、「休業開始時賃金日額×支給日数×67%(ただし、育児休業の開始から6か月経過後は50%)」により、算出します。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000158500.html
ただし、2ヶ月経過後、2ヶ月ごとに支給されますのでが、手持ちの現金に余裕がないと厳しいですね。
育児休業期間中を対象とする賞与はもらえませんので注意です。退職金がある会社は、その期間中は計算期間から除外されることが多いようです。
税金が非課税 | 男性育休 | 体験談
え、67%しかもらえないの?生活厳しい!
いやいや、税金は免除されるので、実はそこまで厳しくはないんですよ!
厚労省HPにあるとおり、育児休業給付受給中は健康保険、厚生年金などの支払いが免除されますので、実際の手取りと比較するとおおよそ90%位はもらえる計算です。
また、賞与についても育休の期間中に貰えるものは非課税です。
例えば、月末の日に育休を取得しているとその月の収入(賞与、給与)全てが非課税になるようです。
育休のタイミングを調整できるのであれば、賞与の月に育休を取得できると、その月の賞与と給料の合算を非課税にできるのでかなり大きいです!
普段引かれている税金分が返ってくるので、2〜3割増でもらえるイメージでしょうか。詳しくは賞与、給与の明細をご確認ください。
子育ての大変さ | 男性育休 | 体験談
いきなりですが、0歳の赤ちゃんと一日中一緒にいたことはありますか?写真のようにニコニコしているとかわいいですが、現実は甘くありません。
- 構って欲しくて泣く
- お腹すいて泣く
- 眠くて泣く
- 暑い、寒いで泣く
- 抱っこして欲しくて泣く
- 眠いのに抱っこしてないと寝ない
泣いている理由のほんの一部を挙げました。中には一日中抱っこしていないといけない子もいます。
そうなったら、もう何もできません。
SNSを見ていると、赤ちゃんがいながらバリバリ家事も仕事もこなしているママを見ますが、それは幻想であり個人差であると思っています。
そもそもSNSは承認欲求を満たすツールなので基本自慢です。
毎日そんな生活をしているはずもなく、そもそもSNS用に盛られているので気にしてはいけません。
また、赤ちゃんもいっぱい寝る子と、そうでない子の個人差が激しいです。
うちは兄妹ですが、上の子は夜も昼もひたすらに寝まくっていました。妻も暇を持て余し手作りの布のおもちゃを作っていたほどです。
一方、下の子は夜も2時間おき、昼寝も30分で起きるというストイック(?)ぶり。
兄妹でもこんなに違うのかと、驚愕しました。
- うちはこうだった。
- ネットではこう買いてあった
- 寝かせ方が悪いのではないか
- ミルクが足りていないのではないか
などの周囲からの雑音は無視です!よそはよそ。うちはうちと肝に銘じましょう。
子育ての「環境」だけ見ると、ブラック企業だと思うことも・・・
産後の妻のケア | 男性育休 | 体験談
出産は産まれて終わりではありません。むしろ産まれてからが本番です。
赤ちゃんのケアはもちろんですが、母体のケアも大事です。
出産は全治2ヶ月のケガと聞きますが、本当にその通りです。
むしろ出産で大きな傷を負って、大量の血を流しているにもかかわらず昼夜問わず赤ちゃんのお世話がはじまり、まとまって寝れないのですから、2ヶ月では回復期間としては足らないと思います。
眠れないことはめちゃくちゃストレスです。旦那がサポートしなきゃダメですよ!
社会復帰への不安 | 男性育休 | 体験談
先にも触れた通り、育休期間中は手当金が支給されます。
一方で、会社にきちんと復帰できるのかという不安はつきまといます。
- 戻って居場所はあるのか
- 戻ったら異動させられないか
- 出世に響かないか
など、不安に思うこともあると思います。
私の場合ですが、上記の悩みは全て今の会社の中だけの悩みであると思います。
会社がいつ潰れるかわからないこの世の中です。会社以外でも稼いでいける準備を少しづつしていく期間にできるといいですね。
もちろん子育てが最優先ですが、たまに空く時間を利用して、将来のことに時間を使うこともできます。私は副業に時間を使いました。
家事の大変さ | 男性育休 | 体験談
家にいると、そもそも育児だけでなく家事をするだけでも大変なことに気づきます。
- 掃除
- 洗濯
- 買い出し
- 料理
あとは細々とした、お片づけなどの名もなき家事がすごく大変です。
普段から家事してますか?ゴミ出しなんてものは家事のうちに入りませんよ!
普段、奥様だどんな苦労をしているかを知るいい機会になるかもしれませんね。
私は家事は一通りしますが、レシピを考えるのだけが苦手です。
料理は好きなのですが、ネタが尽きたり、マンネリになってしまいます。
完璧主義ほどツライ | 男性育休 | 体験談
育児、家事は予定通りに進むことはほとんどありません。
赤ちゃんがどうしても泣き止まなかったり、吐いたり漏らしたり、その都度着替えたり、
朝立てた予定の2割もこなせればいいと思います。
仕事と違い、完璧にやろうとするとメンタルに来ます。
今日も事故なく過ごせた!エライ!と自分を褒めてあげるくらいの気持ちでいいと思います。
他愛無いことの幸せ | 男性育休 | 体験談
仕事でバタバタしていると、平日は朝早く出て、夜帰ってきて夕食食べて寝るだけ。の生活で時間も精神もやられます。
一方で、育休を取ると時間配分も基本的には自分で決められます。
もちろん子供によって予定は狂いますが、普段の会社員生活では味わえないこともたくさんあります。
- 初めて目を合わせて笑った日
- 初めて赤ちゃんが自分の手を認識した日
- 初めて寝返りした日
- 初めて立った日
もちろんこれだけではありませんが、これらの日を一緒に迎えられることは何よりも幸せだと思います。
人生で一番大切なもの | 男性育休 | 体験談
結論から言ってしまうと、
人生で一番大切なものは家族との時間、健康であると思います。
- 家族揃ってご飯を食べる
- 気候の良い日にゆったり散歩する
- 季節の移り変わりを感じる
些細なことをありがたいと感じられたことは、育休を取って一番良かったと思うことです。
何度も言いますが、人生で一番幸せな時間だったとすら思います!育休、取りましょう!
会社員を客観的に見る機会 | 男性育休 | 体験談
普段忙しくしていると、目の前の仕事だけに忙殺されてしまいます。
時間もないと余裕もなく、視野も狭くなるので、将来のことや周りのことを考える時間が取りにくくなります。
今の仕事は、その会社だけでしか通用しないスキルのために時間をかけたり、社内向けの仕事に全神経を集中するような環境ではないですか?
せっかく会社を離れて客観的に考える時間が取れるいい機会なので自分の市場価値を高める準備だったり、将来への投資にエネルギーを使うことをお勧めします!
終わりに | 男性育休 | 体験談
私は、育休期間を利用して
- 自分の金融資産の整理
- 副業準備
- 読書
- 投資
など、普段なかなかできないことに時間を使いました。
でも、赤ちゃんのお世話ができるなんて一生に今だけですし、日々成長していくわが子と、些細な幸せを満喫できるのも、本当に今だけです。
せっかくの機会なので子育てにも全力で取り組むのも、人生が豊かになるきっかけだとも思います。
上の子は小学生ですが、本当にあっという間です。子供が相手をしてくれるうちは子育ても最高ですよ!最後までお読みいただきまして有難うございました!
ちなみに私は不動産管理会社に勤務しています。(会社の規模は大きくありません)