この記事を読んでほしい人 | 自社ビル | 新築 | 準備
この記事は、
- ビルを新築した!何をすればよい?
- 新しくビルを取得したが、何をすればいいのかわからない
このような方向けに書いています。ビルを新しく開業する時などの必要事項が分かります。
目次 | 自社ビル | 新築 | 準備
ビルには多数の人も来館します。その方々の人命を守るためにさまざまなルール作りが必要不可欠です。
ルールや館内規則を決める | 自社ビル | 新築 | 準備
まずはルール作りです。テナントさんが入居した後にビルの使い方などの問い合わせがあるたびにその都度決めていたら大変です。 ビルの形状、用途などに応じて事前に決めておきましょう。
館内規則についてまとめた記事はこちら。
外部からの来館者に向けたルールは駐車場やエントランスなどに掲出しておく必要があります。そういったサインの掲出も早めにしておくことでトラブル防止になります。
賃貸借契約書の作成 | 自社ビル | 新築 | 準備
契約書は不動産仲介業者さんなどからフォーマットをいただくことも可能です。
しかし、入居後に長年にわたり責任を持つのはビル側です。 もらったフォーマットのものをそのまま使うのではなく、きちんとビルにあった契約書を用意したいですね。
賃貸借契約書についてまとめた記事はこちら!
2020年に民放の大改正がありましたが、他にも定期的な法改正があります。常に新しい情報を得るために情報をアップデートする事が必要です。
設備点検などの計画を立てる | 自社ビル | 新築 | 準備
ある程度以上の規模の建築物になると、法律で義務付けられた様々な点検が必要になります。
専有部への立ち入りが必要だったり、停電や音などが発生する点検でテナントに影響があることもあります。
年間の計画を立て、関係各所には必ず事前にお伝えしておくことが大事です。
個人的には、年に1度程度休館日を設定しておくといいと思います。停電や騒音などを気にせずに昼間からいろいろな工事ができる日があると助かります。
夜間や休日よりも、平日日中の方が工事費は安価になります。
消防関連の届出を行う | 自社ビル | 新築 | 準備
建物の規模によりますが、ビルの使用開始までに提出、届け出をしなければいけない書類は多種にわたります。
ビルで提出する消防書類についてまとめた記事はこちら!
違反建築物は消防庁のHPで公表されています。空室へのリーシングに悪影響が出ることもありますので、きちんと対応する事が大切です。
選任する資格者等の確認を行う | 自社ビル | 新築 | 準備
建築物の規模や用途によって、資格を持った人を選任する必要があります。
また、有資格者にて定期的に点検を実施する必要がある場合もあります。
管理会社さんに依頼するか、自分で資格を取ってしまうかは各自の判断になりますが、まずはそれぞれの資格者を選任する必要があるかどうかだけ、事前に確認しておきましょう。
次に選任が必要な資格の一例を挙げていきます。
- 建築物環境衛生管理技術者 (ビル管)
- 電気主任技術者
- エネルギー管理統括者
- エネルギー管理企画推進者
- エネルギー管理員
- 統括管理者
- 技術管理者
- 廃棄物管理責任者
- 屋外広告物管理者
- 危険粒取扱者(乙種4類)
- 統括防火・防災管理者
- 防火管理技能者
- 防火対象物点検資格者
- 防災管理点検資格者 など
上記はあくまでも一例です。建物の設備・規模・用途などによって異なります。また、ビルの建っている自治体によっても異なりますので担当する行政などに確認しましょう。
資格によっては自分で取得してしまうのも一つです。ちなみに一番上に挙げているビル管の取得法についてまとめた記事はこちら!
- 自分で勉強して知識を得る。経費削減になる。
- 外注して自分は経営などの本業に注力する。
どちらもありかと思います!バランスよく判断していきましょう1
終わりに | 自社ビル | 新築 | 準備
- いよいよビルを新築!
- 指値が通った!
- 融資がおりた!
嬉しい瞬間ではありますが、そこはゴールではなくスタートです。
ビルの寿命は50年以上。非常に長い付き合いになります。健全なビル運営のために最初のルール作りをきちんとできたらいいですね!
きちんと準備しないと後から後悔することになります。
コンサルに入ることも可能です。ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!
何事も最初が肝心です。ビルは長期間使用していきますので、将来のためにきちんと整理しましょう。