この記事を読んでほしい人 | 不動産会社 | 種類 | 仕事内容
この記事は、
- 就職活動、転職活動中です!
- 不動産業界に興味がある!
- 不動産業界に転職したいけど、詳しい仕事内容が知りたい!
- 具体的な仕事内容を知りたい!
上記のような考えをお持ちの方に向けて書いています。
私は以前、不動産全般を広く行っている企業に勤務していました。その会社のグループ社数は30社以上。その後転職しましたが今も別のビルオーナーの会社に勤務しています。
もくじ | 不動産会社 | 種類 | 仕事内容
最近はグループ会社で上記のすべてを行っているところも多く、厳密な線引きが難しくなっていることも多いです。
グループ内の企業であれば異動もありますので、「絶対にここがいい!」と決めすぎないことも大切です。是非参考までにお読みくださいね!
そもそも不動産とは | 不動産会社 | 種類 | 仕事内容
そもそも不動産とは、簡単に言うと土地や建物のことです。
「不」+「動産」ですので読んでそのまま。動かせないもののことを言います。
民法第86条第1項で「土地及びその定着物は、不動産とする」と定義されています。また、物置や車庫などは一般的に付属物とされていますが、
- 屋根、壁などをもつ
- 土地に定着している
- 目的の用途に使用できる
など、登記することができれば独立しているとみなされます。
その中で、土地や建物を有効活用して収益を上げていく仕事を不動産業と呼んでいます。
時代の変化が早いこの時勢ですが、人が生きていく上で欠かせない衣食住の住の部分なので、完全に無くなることは無いと思っています。
私も新卒の就活の時、この理由で不動産業界を志望しました!
不動産会社の種類 | 不動産会社 | 種類 | 仕事内容
こういった不動産に携わる中で不動産会社を分類すると、
- デベロッパー(開発)
- 仲介
- 管理
大きくこの3つの分野に分けられると思います。
ひとつずつ、順に説明していきます!
デベロッパー(開発) | 不動産会社 | 種類 | 仕事内容
デベロッパーとは、主に土地開発などを行う仕事です。
更地にマンションや商業施設などを新築したり、最近では大規模な土地にマンション・商業施設・展示ホール・映画館などが揃った複合施設を開発する大規模なプロジェクトも活発です。
自分の携わったものが街として形になるのは、大きなやりがいになります!
地図に残る仕事を!と広告を打っている会社もありますね。
向いている人 | 不動産会社 | 種類 | 仕事内容
このデベロッパーに向いている人は、
- 物事を0から企画して作り上げていくことが好きな人
- 関係者が多種多様にわたるので調整業務が苦ではではない人
- 飛込営業が苦ではない人
こういったことが得意な人は感じる人は、検討してみるといいと思います。
プロジェクトの完成!というわかりやすい形で自分の成果が残るので、そこが1番のやりがいだと思います。
不動産仲介 | 不動産会社 | 種類 | 仕事内容
続いては不動産仲介業について説明します。
土地、建物を売りたい人や買いたい人、貸したい人や借りたい人を探してマッチングするのが仲介です。
AIやインターネットの進歩などで仲介さんは減っていくのでは?
おっしゃることもわかります!でも不動産は人生の転機になる大変大きな買い物。やはりそこを繋げる人の価値というものはまだまだありますよ!
信頼できる人に背中を押してほしいという方はまだまだ多いと私は思います。
不動産仲介はイメージしやすい町の不動産屋さんなので、他の二つの種類の会社と比較すると目にする機会が多いと思います。
そのなかでも大きく分けて売買仲介と賃貸仲介の区別がされます。
売買仲介は土地や建物を売りたい人と買いたい人を仲介するのが仕事です。
売りたい人から物件を預かったり、反対に買いたい人の要望を聞き取って希望に合う物件を探します。
売買仲介は成約した時に売買金額に応じて仲介手数料をいただくことができます。
上限が定められており、売買金額が400万円を超える場合には「(売買価格×3%+6万円)+消費税」となっています。
たとえば、3,000万円の不動産売買を仲介したときは、(3,000万円×0.03+6万円)×1.10=105万6,000円です。
対する賃貸仲介はアパートやマンションなどを貸したいオーナーさんと借りたい人を繋ぎます。
こちらはみなさん一番馴染みのある業種かと思います。
一人暮らしをしたことがあったり、引っ越しするときに不動産業者さんに行ったことがある人も多いと思います。
アパートやマンションなどを借りたい人を案内して、無事に契約できると手数料が入ります。賃貸の場合は家賃の1ヶ月が上限と規定されています。
デベロッパー、管理と比較すると歩合で成果を出せば出すだけ給料に早く反映される業種だと思います。
良くも悪くも、給料の月の変動がある会社も多い気がします。
インセンティブの割合は会社によって異なります。あくまでも参考程度にお取り扱いくださいね!
向いている人 | 不動産会社 | 種類 | 仕事内容
不動産仲介業に向いている人は、
- 飛込営業が苦ではない人
- バリバリ成果を出してしっかり稼ぎたい!という人
が向いていると思います。
不動産会社の業種の中では、個人で成果を出したときの歩合の割合が高い印象です。
ちなみに、不動産業界での資格といえば宅建が有名ですがこの宅地建物取引士の資格が一番重宝されるのはこの業種です。
宅地建物取引士の資格についてまとめた記事はこちら!
不動産管理 | 不動産会社 | 種類 | 仕事内容
ここまで紹介したように、デベロッパーで不動産の建物を建てます。その後、不動産仲介でお客さんを決めます。
さらにその後、入居中の管理やサポートをしていくのが不動産管理の業種です。
- 賃貸借契約・解約
- 入居中のクレーム処理
- 日常の維持管理、法定点検
- 大規模改修工事段取り
建てて終わり、入居させて終わりではなく、その後数十年付き合っていくのが管理の仕事です!
向いている人 | 不動産会社 | 種類 | 仕事内容
- コツコツと仕事を継続していくことができる人
- お客さんと末永く付き合っていくことができる人
ちなみに不動産管理は、上記の2業種と比較して営業目標での歩合給はあまりありません。(会社によりますが…)
個人の偏見ですが、デベロッパーが建てて終わり。仲介が成約したら終わりなのに対して、
管理の業種は終わりがありません。
極端に言うと入居したテナントさんが退去するまで付き合っていくので、期日を守ったり、行ったことをしっかり実行するなど、当たり前のことをしっかり積み重ねていける人が向いています。
少し地味に見えるかもしれませんが、一見地味でもコツコツと愚直にできる人にはお勧めです!
終わりに | 不動産会社 | 種類 | 仕事内容
このように不動産業界の中でも業種によって立場は違いますが、お互いの関わり合いは非常に多いです。
グループ会社であればなおさら、管理する立場からデベロッパーの企画段階の打ち合わせに参加したり、仲介と管理協力して空室へのリーシングを行うこともあります。
会社の立ち位置が違ってもお互いの立場や利益を理解したうえで仕事に取り組むと視野も広がりますので、不動産業界の全体を理解したうえで、普段の仕事に取組めるといいですね!
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
不動産業界一筋、10年以上!実務においての経験から、不動産会社の種類と仕事内容の違いについてまとめたいと思います!