この記事を読んで欲しい人 | ガスとIHの比較
- 引っ越し先を探しているけど、ガスとIHどっちがいいの?
- リフォームするときに便利なのはどっち?
上記の疑問をお持ちの方に向けてまとめました。
もくじ | ガスとIHの比較

住んでいるエリアによって、また検討している建物によっても導入している機器が異なると思います。さらにビルトイン(=備え付け)なのかそうではないのかでも異なります。
基本的知識として、参考までにお読みください。
IHのメリット | ガスとIHの比較


IHはヒーターはおしゃれな感じがする!

そういうイメージがありますね!それぞれのメリットとデメリットもそれぞれまとめていきたいと思います。
掃除が楽 | IHのメリット | ガスとIHの比較
よく聞くIHのメリットは掃除が楽な点です。
五徳と言われる鍋を支える足のようなパーツの無い、フラットな構造になっているので掃除が非常に楽です。
吹きこぼしてしまってもすぐに拭きやすいのでいいですね!

私は揚げ物をよくするのですが、油はね防止の為に周りに新聞紙を敷いてから揚げ物をすると片付けが楽ちんです!(紙は可燃物なので自己責任で)
火を使わないので安心 | IHのメリット | ガスとIHの比較
当然ですが、IHヒーターは電気の力で鍋を直接温めるため、火は出ません。
火が出ないので、周りに置いてある布巾などに引火する危険はありません。
その点で言うと、安全と言えます。
さらに、火を使用していない分、周囲が高温になりにくいという特徴もあります。
夏場のキッチンは暑くなりがちですが、その点IHの方が暑くなりません。

しかし、鍋が乗っているところのプレートは当然熱くなりますし、火を近づけて火が出る「引火」とそれ自体が高温になったときに火がでる「発火」は別のものです。
高温になり危険なことには変わりませんので注意して使用しましょう。
電圧さえ合えば、全国どこでも使用可 | IHのメリット | ガスとIHの比較
IH調理器について調べてみると、電圧の表記があります。
コンセントから電源を取るタイプのものは、基本的には全国どこでも使用可能です。
日本の電源周波数は、およそ、富士川(静岡県)と糸魚川(新潟県)を境に東側は50回(50Hz=ヘルツ)、西側が60回(60Hz=ヘルツ)となっています。
コンセントから電気をとる(ビルトインタイプではない)機器を購入する場合は(50Hz /60Hz)と書いてあることを確認しましょう。

一般的なガスコンロと比べて省スペースなのも魅力的ですね!
新築での導入は比較的安価 | IHのメリット | ガスとIHの比較
例えば新築戸建ての場合は、ガスにするのかIHにするのかを選択できます。
ガス器具をキッチンに伸ばす場合はガス管の工事が必要で、金額がかかります。
一方、IHは電気ですので、コンセントさえ繋がっていれば使用できます。

ガス管を延長する費用より、電源を延長する費用の方が安いです!
IHのデメリット | ガスとIHの比較

メリットいっぱいですね!IHにします!

気が早い!
デメリットもきちんと把握した上で決めましょう!
IH対応の鍋を買う必要がある | IHのデメリット | ガスとIHの比較
IHヒーターで調理をするためには、IH対応の鍋を使用する必要があります。
通常の鍋では温まりませんので、今まで使用していた鍋がIH対応かどうかを確認する必要があります。

新しく購入する場合も同様です。土鍋やスキレットは使用できないことが多いので、注意しましょう。
停電時に使用できない | IHのデメリット | ガスとIHの比較
震災後の計画定点などの時に大きな話題になる内容です。
IHの大きなデメリットは停電時に使用できないことです。

当時、震災対応で出張に行ったことがありましたがIHヒーターの物件はかなり困っていましたね。後ほど紹介しますがカセットコンロ最強です。
熱いか一見するとわからない | IHのデメリット | ガスとIHの比較
これは「慣れ」の問題かと思いますが、IHは鍋が熱いかどうか一見するとわかりません。
スイッチを入れてもランプがついているだけなので、余計に気をつけなければなりません。

火を使用するより、周りの温度が上がらないため、熱いことに気が付きにくくて火傷しがちです。余計に注意しないといけません。
特にお子様には注意ですね。
ガスのメリット | ガスとIHの比較


IHについてはわかりました。ガスについても知りたいです!

わかりました!ガスについても同様に説明します!
停電でも使える | ガスのメリット | ガスとIHの比較
IHは電気で動いているため、停電では使用できないことは先程触れました。
反対にガスコンロは停電でも使用できます。
ビルトインタイプは、電池で着火しますので、大地震でガス管が破壊されていない限り使用できますし、持ち運ぶタイプのカセットコンロはボンベの残量さえあればいつでもどこでも使用できます。

緊急時用にカセットコンロを常備しておくのもおすすめです!
「火」を使っている | ガスのメリット | ガスとIHの比較
これは子供ができてからすごく実感しましたが、やはり火を見ることで視覚から「火=熱い!」という情報を得ることになります。
周囲に燃えやすいものを置かないようになりますし、鍋なども熱いから気をつけるようになります。
小学生の息子と一緒にキッチンに立つときも、熱いよと説明した時にきちんと理解しやすいのかなと感じています。

家族でよくキャンプに行くのですが、薪などの焚き火は赤いですが、ガスの火は青いです。
子供から聞かれたときは、何事も勉強のきっかけになるもんだなあと感じました。
ガスのデメリット | ガスとIHの比較

ガスもいいですね!やっぱりガスにしようかなぁ。。

でもガスにもデメリットがありますよ!説明します!
プロパンガスだと高い | ガスのデメリット | ガスとIHの比較

ガスと言っても大きく分けて2種類があります。
- 都市ガス
- プロパンガス
地面の下をガス管が走っていて、そこからガスの供給を受けるのが都市ガス。
大きなガスボンベを敷地内に設置して使用するのがプロパンガス。
都市ガスの整備されていない地方はまだまだプロパンガスの物件も多いですが、毎月の使用料金は高いので注意です。

プロパンガスは定期的に交換に業者の方が回ってきます。
これから引っ越す方は、プロパンガスの物件かどうかもチェックしておきましょう!
掃除が大変 | ガスのデメリット | ガスとIHの比較
IHと比較すると、吹きこぼした際の掃除が大変です。
五徳と呼ばれる、鍋を支える足の部分を外して拭かなくてはいけないですし、大量に吹きこぼした場合は僅かな隙間から下に溢れることも。

吹きこぼした時はすぐに拭いたほうが汚れは落ちやすいですが、五徳も熱いです。
火傷に注意しましょう。
地方の引越先で使えないことも | ガスのデメリット | ガスとIHの比較
都市ガスにも種類があり、12A、13Aが一般的です。この2種は似ているため、どちらも使用できる器具が多いです。
ただ、地方に出張や引っ越しをする場合、ガス会社によっては別のガス種のこともあるので注意しましょう。
6A・5C・L1・L2・L3など。対応していない器具を使用すると事故の原因になりますよ!

青森の現場に友人は「L3ガス!」と興奮して連絡してきました。。笑
大災害時は最後に復旧 | ガスのデメリット | ガスとIHの比較
津波や大火事で全てが流されてしまった場合の復旧は、ガスが一番最後です。
一番のライフラインである水である排水・上水
その後に電気、最後にガス。主にこの順番で復旧活動を行います。
電気、ガスを早期に復旧してしまうと火災の原因になるので、安全の確認に少々時間がかかります。
一般的な考え方であり、実際の災害復旧時は様々な状況を見た上で判断されます。
その他比較項目 | ガスとIHの比較


色々聞いてしまうと、もう、決められない!

さらに、比較するときに他にも参考して欲しいこともあります。
基礎知識としてお読みください!
火力はどうなの? | その比較項目 | ガスとIHの比較
IHヒーターが出始めの時は、ガスよりも火力が出ないと言われていましたが最近は高出力のIHヒーターも発売しています。
器具をきちんと選べばどちらも変わらない火力で使用できます。
ただし、IHを使用する場合はコンセントの電圧とブレーカー容量を確認してから使用しましょう。
コンセントに対して大きすぎる機器を接続した場合は、ブレーカーを落としてしまう原因になることもありますよ!

火力関連で、「鍋がふれない」と言う人もいましたが、確かにふっている間は火力落ちますが、ほんの1秒程度。個人的には気にしなくていいと思っています。
便利な機能は? | その比較項目 | ガスとIHの比較
イメージ的にIHヒーターの方が様々な機能が付いていると思われがちですが、ガス器具でも安全装置を初めとして様々な機能があります。
- 揚げ物用温度自動調整
- 消し忘れ防止機能
- タイマー機能
- 鍋が温まったらアラームで教えてくれる機能
これらの機能はガスでもIHでも付いていることがあります。

ガスだから、IHだからという議論ではなく、機器の問題のようです。
電気代は? | その比較項目 | ガスとIHの比較
電気料金について様々な議論がありますが、様々な要因があるため一概には言えない。
これが私の結論です。
- 都市ガスとプロパンガスではプロパンガスが高い
- 電気料金も、契約先を変えると安くなることもある
- IHも100Vの機器と200Vの機器では200Vの方が安い
など、料金を決める要因としては様々なものがあり、条件が異なるので一般的にこう!というものが無い。と考えています。

賃貸のアパートだったり、マンションであると自分で変更できることに制約がある場合が多いです。(電気の契約先であったり、電圧など)
また、ガス会社によっては床暖房とセットでの割引があったり、反対にオール電化住宅での割引もあります。
色々調べてみましょう!
終わりに | ガスとIHの比較
家選びの際に気になるガスかIHか。
賃貸か購入かに答えがないように、人それぞれの選択があるので納得して決めればそれが正解だと思います!
ただし、大きな買い物なのでそれぞれのメリット、デメリットを理解した上で決められるといいですね。

人になんと言われようと、自分できちんと考えて決めることが大切です。
再度までお読み意いただきまして、ありがとうございました!
私は不動産の管理会社で数百戸のアパート、戸建てを管理していました。
どちらも管理していましたので、その経験からまとめます!