自衛消防技術認定 | 実技試験合格方法 | 独学で一発合格 | 実務にも役立ちます

自衛消防認定実技

この記事を読んでほしい人 | 自衛消防技術認定 | 実技

この記事は、

  • 自衛消防技術認定試験の個別実技の合格方法が知りたい! 
  • ビル管理業で必要な消防設備の基本的な知識を知りたい!

という方に向けてに書いています。 

ほぞ

実技試験には注意すべき細い内容も多いですが、これを読み込めば絶対に実技合格です!

自衛消防技術試験「全体」の概要については別記事にてまとめています。

この記事の目次 | 自衛消防技術認定 | 実技

  1. 消火設備
    1. 消火器(難易度:低)
    2. 屋内消火栓(難易度:高)
    3. スプリンクラー(難易度:低)
    4. 泡消火設備(難易度:低)
    5. (5)ガス・ハロゲン消火(難易度:低) 
  2. 警報設備 
    1. 自動火災報知設備
    2. 【スイッチ注意灯 復旧】(難易度:中)
    3. 【地区音響一時停止 復旧】(難易度:低)
    4. 【発報時対応要領】(難易度:低)
    5. 【送受話器】(難易度:低)
    6. 放送設備(難易度:中~高)
  3. 避難器具
    1. 緩降機(難易度:中)
  4. 応急手当
    1. 腕の止血
      1. 【直接圧迫】(難易度:低)
      2. 【三角巾】(難易度:低)
    2. 骨折の固定(難易度:低) 
    3. 心肺蘇生(難易度:中)
    4. AED(難易度:低)
  5. 終わりに。試験に向けて
ほぞ

非常に試験範囲が広く見えますが、試験だけではなく万が一の災害や怪我をした際にも有効です。

大切なひとを守ることにも役立ちますよ!

1 消火設備 | 自衛消防技術認定 | 実技

(1)消火器(難易度:低)自衛消防技術認定 | 実技

  1. 「火災発見!」と言い、火元から3m~5mの距離まで消火器を運ぶ。(レバーの根本を持つ)
  2. 黄色い安全ピンを引き抜く
  3. ノズルの先端に近い部分を持ち、火元に向ける
  4. レバーを強く握り、「消火開始!」と言う
  5. ノズルを火点の少し手前、床を払うように左右に動かす

口頭試問で出やすい問題 | 自衛消防技術認定 | 実技

A.泡消火器です。水消火器、泡消火器は電気が逆流して消火中に感電する恐れがある。霧状の消火器は使用可能

A. 粉末消火器は水消火器と異なり浸透力がないため、火が消えた後に水をかけるなどして完全消火する必要がある

A. 圧力が低下している。使おうとしても圧力がないため有効に放射できない可能性がある

(2)屋内消火栓(難易度:高) 自衛消防技術認定 | 実技

  1. 「消火栓選定!」と消火栓を指差しながら発声する
  2. 「起動!」と言いながら起動ボタンを押す
  3. 上部の赤ランプが点滅するので「表示等点滅確認!」もしくは「赤色灯点滅確認!」と発声
  4. 「扉開放!」と発声しながら消火栓の扉を開放する
  5. 内部のホースを半分つかんで、火元の方向に投げる。投げた後、「余裕ホースよし!」と発声。(この時、バルブ側に立ち位置を取っていると、次の動作に移りやすい)
  6. 筒先と残りのホースをまとめて抱える。ホースが上向きになるようにすること。「ホース延長準備よし!」と発声 (もしホースを落としてしまったら、折り返し2回分くらいを拾い上げる)
  7. バルブを全開にする。中途半端に止めないこと。「開放弁(バルブ)全開よし!」と発声
  8. ホースを抱えたまま火元へ走る。移動とともにホースが引っ張られて自然に落ちていく。「ホース延長!」と発声
  9. 火元に近づいたら、「放水!」と宣言。先端はやや上向きで、しっかり構えること。手と足は同じ方が前に出る。なお、ホースと先端部分(金属の部分)の連結部は持ってはいけない。先端部分のみを持つ

口頭試問で出やすい問題 | 自衛消防技術認定 | 実技

A. 上についている赤いランプの点滅で確認できる

A. 防災センターで、消火栓非連動スイッチが押されている可能性がある。それでも動かない場合は配線の不具合が想定されるので起動はポンプ本体から直接行う。

A. 放水量やホースの径、操作人数が異なる。2号消火栓は、夜勤などの人の少ない時間がある病院等に設置されていることが多い。 

(3)スプリンクラー(難易度:低)自衛消防技術認定 | 実技

  1. 制御弁を時計回りに回して、水を止める。(かなり固い場合があるが、弁に書いてある方向を確かめて回し続けること)
  2. すぐ近くにある親子弁という小さいバルブを回して、不要な水を抜く

口頭試問で出やすい問題 | 自衛消防技術認定 | 実技

A. 末端試験弁から水を排水し、その圧力が0.1MPaあるかを確認する

(4)泡消火設備(難易度:低)自衛消防技術認定 | 実技

【起動】 

①対象区画のヘッドや配管についている色と、操作側の色を照合する。 

②起動すべき色の装置を開放する。 

 【停止】 

スプリンクラーと同じ。 

口頭試問で出やすい問題 | 自衛消防技術認定 | 実技

A. パイプや弁、放射ヘッドに色が付けられている。起動側の色と放出側の色があっているかを確認し起動する必要がある

(5)ガス・ハロゲン消火(難易度:低)自衛消防技術認定 | 実技 

  1. 装置の扉を開ける
  2. 在室者がいないことを声掛けで確認する
  3. 起動ボタンを押す
  4. 人がいることがわかった場合、遅延時間内(緊急停止できるまでの時間)に緊急停止ボタンを押す。

口頭試問で出やすい問題 | 自衛消防技術認定 | 実技

A. 室内からの完全退避を確認して起動する

A. 20秒

A. ガスの放出が停止できなくなります

2 警報設備 | 自衛消防技術認定 | 実技

(1)自動火災報知設備

【スイッチ注意灯 復旧】(難易度:中) 自衛消防技術認定 | 実技

  1. スイッチ注意ランプが点灯している
  2. 下の部分が手前に開くので、それを開き、点灯箇所のボタンを押して復旧する
  3. このときに点灯箇所が何を意味するかを聞かれる可能性がある

口頭試問で出やすい問題 | 自衛消防技術認定 | 実技

A. 通常は、自火報設備から放送設備へ信号が送られ、自動で放送設備が起動するが、コード移報を停止するとこの連携が切られるので、そのままでは放送設備が起動しない。 

A. 防災センター内に警告音が鳴らないので、火災発生を見逃す恐れがある。

A. 消火栓側の起動スイッチを押しても、ポンプが作動しない。

【地区音響一時停止 復旧】(難易度:低) 自衛消防技術認定 | 実技

  1. 地区音響一時停止中ランプが点灯している
  2. 右側にある地区音響一時停止スイッチを押して復旧する

「地区音響一時停止スイッチ」の上にある「音響停止スイッチ」は、防災センター内の音を止めます。火災発生の可能性に気付いた後は、適宜止めてしまって大丈夫です(指示が聞こえにくくなるため)

口頭試問で出やすい問題 | 自衛消防技術認定 | 実技 

A. 地区音響が流れなくなる。なお、コード移報停止スイッチと比較すると、地区音響が流れないという結果は同じだが、放送設備は起動するという点で違いがある。 

【発報時対応要領】(難易度:低) 自衛消防技術認定 | 実技

  1. 自動火災報知設備のどこか一つの階が点灯する
  2. エリア番号と地図を照合し、どこの感知器が作動したかを確認する
  3. 「○階○○にて感知器発報!現場確認に向かいます!or現場確認に向かえ!」と宣言

口頭試問で出やすい問題 | 自衛消防技術認定 | 実技 

A.消火器・懐中電灯・マスターキー・送受話

(しょう・かい・(し)・ます・送受話器 と覚えると良い)

A.火災断定。対応は現場確認ではなく、119番通報と非常放送が優先される

【送受話器】(難易度:低) 

<現場側> 

  1. 現場側の送受話器を使ってください、と設問が出される
  2. 警報装置ボタンの上に、引きあける蓋がある
  3. 開けるとマイクのジャックがあるのでそれに差し込む
  4. 試験官が、防災センター側の役割で、「こちら防災センターです」というので、『こちら現場です。段ボールが燃えています。至急応援をお願いします』などの返答をする
  5. 試験官が「了解」といったら、ジャックから送受話器を抜く

<防災センター側> 

  1. 防災センター側の送受話器を使ってください、と設問が出される
  2. 試験官が電話をかけてくるので、防災盤のジャックに送受話器を差す
  3. つないだら「こちら防災センターです」と言う
  4. 試験官が何か言ってくるので、「了解」と答える
  5. 通話を終了するために、ジャックから送受話器を抜く

口頭試問で出やすい問題 | 自衛消防技術認定 | 実技

A. 防災センター側に呼び出し音が鳴り続ける

A.次の電話を受けられなくなる(通話中の状態)

(2)放送設備(難易度:中~高) 自衛消防技術認定 | 実技

  1. 自火報盤が点灯している場合は地図と照合し、発報箇所を特定する。試験官から指示がある場合はそれに従う
  2. 放送設備が起動している場合は③に進む。起動していなければ手動で起動スイッチを押す。
  3. 放送階を選択する。原則は下の表のとおり。館内一斉放送の場合は、それ用のスイッチがあるのでそれを押せばよい
  4. マイクを取って放送する。マイクは盛り上がっている方が表になるので注意する。また、2回繰り返すことを忘れずに行う

なお、火災放送及び非火災放送は自動音声を流す機能がある。自動音声で放送する指示があった場合は、適当なボタンを押す。 

◎・・・出火階 ◯・・・放送階

3階
2階
1階
地下1階
地下2階
地下3階

放送文例 | 自衛消防技術認定 | 実技

どの場合も2回繰り返すこと 

1 感知器発報 

  1. こちらは、防災センターです
  2. ただ今、○階○○の火災感知器が作動しました。確認をしておりますので、次の放送にご注意ください。

2 火災放送 

  1. こちらは防災センターです
  2. ただ今、○階○○にて火災が発生しました
  3. お客様は、従業員の指示に従って避難してください
  4. エレベーターは使用しないでください

3 非火災放送(原則全館放送) 

  1. こちらは、防災センターです
  2. 先ほど、○階で非常ベルが鳴りましたが、調査の結果異常はありませんでした。ご安心ください。

4 火災消火完了放送(原則全館放送) 

  1. こちらは、防災センターです
  2. 先ほど、○階で発生した火災は、自衛消防隊により消火しました。ご安心ください。

5 緊急地震速報受信時or地震発生時(原則全館放送) 

  1. こちらは、防災センターです。
  2. ただ今、緊急地震速報を受信しました or 地震が発生しました
  3. 身の安全を図るとともに、係員の指示に従ってください

※火災と違い、館内への避難指示はしない(地震時に動くと危ない)

3 避難設備 | 自衛消防技術認定 | 実技

緩降機 (難易度:中) 自衛消防技術認定 | 実技 

  1. 取り付け金具を確認し(試験時は、すでにセットされています)、「取り付け金具設定よし!」と発声
  2. 「調速機取り付け!」と言いながら、外から内に向かって、金具に調速機をひっかける。 
  3. ひっかけたら、安全環を最後まで締めて固定する。終わったら「安全環締め付けよし!」と発声
  4. 足元を見つつ、「下方確認!」 と発声
  5. リールを持ち上げて、「リール投下!」と言いながら外側に置く
  6. 置いたらロープを軽く引っ張って、「ロープのねじれなし!」 と発声
  7. 「ベルト着装!」と言って頭からベルトを被理、わきの下で締め付ける。「ベルト着装よし!」 と発声

 口頭試問で出やすい問題 | 自衛消防技術認定 | 実技

  1. 両手で調速機すぐ下のロープを2本とも握ります
  2. 外の安全を確認し、外へ出ます
  3. ロープから手を放し、両手を壁に向けて軽く伸ばします。両足は自然に伸ばします。 

4 応急手当 | 自衛消防技術認定 | 実技

腕の止血【直接圧迫】(難易度:低)自衛消防技術認定 | 実技

  1. ビニール手袋を手につける
  2. タオル等を強く患部に押し付ける
  3. 支える手は、ビニール手袋をつけていない場合は手首のあたりを持つ

腕の止血【三角巾】(難易度:低)自衛消防技術認定 | 実技

  1. 半分くらいの位置で三角巾を右手で持つ
  2. 4分の1のあたりを左手で持つ
  3. 左手で三角巾を持ちながら、肘を持つ
  4. 1周目で患部を巻き込み、2周目を少し重ねるように手首側に巻く。きつく巻いておかないと採点対象にならないので注意

骨折の固定(難易度:低) 自衛消防技術認定 | 実技

試験官が怪我をした想定で、試験官に対して措置を行います

  1. 骨折部が真ん中に来るよう、雑誌を試験官の肘側にあてる
  2. 試験官に雑誌を持っててもらうように頼む
  3. 肘側に三角巾を巻く
  4. 手首側に三角巾を巻く
  5. 3つ渡された場合は、患部を避けるように適当な位置に巻く

心肺蘇生(難易度:中)自衛消防技術認定 | 実技

AEDとセットの場合が多いです。人形に対して行います

  1. 周囲確認をしながら患者に近づく。「周囲確認よし!」
  2. 肩のあたりを軽く叩きながら声をかけて反応を確認する。「大丈夫ですか?」「聞こえますか?」 3回程度繰り返し、だんだんと声を大きくしていく
  3. 助けを呼ぶ。「人が倒れてます!誰か来てください!」
  4. AED及び119番通報を依頼。「あなたは119番通報をしてください、あなたはAED持ってきてください」
  5. 呼吸確認を10秒間する。声に出してアピールすると良い
  6. 「普段通りの呼吸なし」といって、胸骨圧迫を30回実施
  7. マウスピースを口にセットしたのち、首を上向けて気道確保
  8. 人形の鼻をつまみながら、2回息を吹き込む
  9. 試験官の合図があるまで、胸骨圧迫と人工呼吸を繰り返す

(4)AED(難易度:低)自衛消防技術認定 | 実技

  1. AEDを持ってきた人に、「あなたはAEDを使えますか?」と確認する。※試験場に既にAEDが置かれていた場合、ここは省略
  2. AEDの電源を入れる ※ふたを開けると自動で電源が入る。もしくは電源ボタンを押す
  3. 次の事項に注意しながら、AEDのメッセージどおりに手順を進める

・AEDの指示より先に動く(例:すぐにパッドを貼る)と、メッセージがループする等の障害が出るので、必ずAEDの指示を待つ。 

・患者は汗をかいている、という条件が試験官から付加された場合は、汗を拭きとってからパッドの貼り付けを行う。

・電極パッドはしっかり貼る。 

・心電図解析中及び電気ショック前は、手を広げながら「近づかないでください!」と言う。 

試験に向けて 自衛消防技術認定 | 実技

チェックリスト

試験は、

  • 午前の筆記
  • 午後の集団実技実技と個別実技

に分けられます。

午前の筆記は早めの退出が可能です。 

午後の集団実技は、一斉に行われる筆記試験です。これ以降は、個別実技終了までその階からの移動ができなくなります。 

個別実技は申し込み順に行われるため、申込が遅い場合、集団実技から個別実技まで2,3時間待つことがあります。

ほぞ

この資格は定期的な更新もないため、一度取ればずーっと有効な資格です。

また、資格の勉強を通じて消防設備の使い方を一通り学ぶこともできるおすすめの資格です。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!