この記事を読んで欲しい人 | 大企業 | 中小企業 | メリットデメリット
この記事は
- 大企業と中小企業のそれぞれのメリット・デメリットを知りたい
- 大企業に興味があるけど、組織の歯車は嫌だ!
- 中小企業が魅力的だけど、安定が欲しい!
こういった方に向けて書いています。
もくじ | 大企業 | 中小企業 | メリットデメリット
- 大手の特徴
- 中小企業の特徴
- 終わりに
様々な意見があると思いますし、条件などは会社によって異なります。
あくまでも個人の見解としてご覧ください!
安定はしている | 大企業 | メリットデメリット
大手企業は中小企業と比較すると、安定はしています。
定年まで絶対潰れない!と言っているわけではなく、例えば向こう5年間での倒産の可能性を考えると、中小企業よりは継続していく可能性が高いと言えます。
大手が大手と言われる規模に拡大するまでの期間、継続してこれた事実もあるので、そこは事実として受け止めていいと思います。
でも、短期的に見て安定しているだけです。安心しきってはダメですよ!
そもそも安定とは何かという議論もありますし、私もそういった議論は好きですが今回は割愛します。
福利厚生が充実 | 大企業 | メリットデメリット
ここが大手の1番のメリットだと思います。大手は社員数も多いのでそのスケールを活かして様々な種類の福利厚生が整備されています。
例えば、
- 食事補助
- 家賃補助
- 宿泊施設割引
- 社員向け保険
- 社員向け積み立て
- 社員向け各種優待 など
表向きの年収が同額であっても、福利厚生をフル活用できる方がかなりお得ですね!
保険などは毎月、毎年払うものです。積もり積もると大きな差になっていきますので、調べてみましょう
研修もしっかり | 大企業 | メリットデメリット
大手は社員数も多くて組織も大きく、いろいろな部署に分かれています。
もちろん新入社員も多いので、ある程度の研修期間でそれぞれの部署をローテーションして一通り経験させることが一般的です。
例えば、私は新卒で不動産管理会社に入社したので、
- コールセンター
- 工事
- 清掃
- 営業
- 督促
などの部署に同行してそれぞれの専門的な話を聞けたことは、今でもいい経験だったと思っています。
余談ですが、同期が多いことも大企業の特徴です。
相談相手になったり、競争相手になったり、結婚相手が見つかることも・・・
尊敬できる人がいる可能性 | 大企業 | メリットデメリット
自分自身が成長できる職場の環境として
- 尊敬できる人
- 目標となる人
これらの人を見つけて、いろいろなところを盗みながら一緒に仕事をすることが理想です。
大手は社員数も多いのでこれらの人に出会える可能性が高いです。
個人的な見解ですが、やはり新卒で入社して最初の上司や同僚のインパクトは大きいと思います。極端ですが、人生を左右することさえあると思います。
仕事ができる人は各部署にコア人材としてバランスよく配属されていることが多いです。必ずしも仕事ができる=尊敬できるではないかもしれませんが、盗める点は多いです。
分業制で専門性を高められる | 大企業 | メリットデメリット
大企業は中小企業に比べて人が多く、それぞれの専門部署で業務を分担しています。
担当している業務を中心に多数こなしますので、その分野について深く知識と経験を積むことができます。
参考までに、私が以前に勤務していた不動産管理会社では、
- クレーム処理
- オーナー窓口
- 工事担当
- 清掃部門
- 滞納督促
- 仲介部門 など、部署ごとに分業化されていました。
一方で、業務が分業化されすぎると、仕事の全体像を掴むにくくなるデメリットもあります。
評価制度の透明性 | 大企業 | メリットデメリット
大企業は社員が多いので、少数の人の独断と偏見で全社員の評価はできません。
大企業の場合は昇給・昇格や賞与に絡む評価基準が明確になっていることが多いです。
もちろん、会社の業績の影響が一番大きいですが、個人の評価基準はわかりやすい方が納得できますね。
会社の看板で仕事がしやすい | 大企業 | メリットデメリット
大手は社会的に有名でなくてもその業界では実績も大きく、すでにある取引先との関係もできています。
たとえ経験と知識の全くない新卒の新入社員であっても、ある程度話を聞いてくれる環境だと思います。
もちろん、その中でも必死に勉強をして自己研鑽に励むことは必要ですが、会社の看板を使えることは大きなメリットです。
大規模な人事異動 | 大企業 | メリットデメリット
大手では定期的に大規模な人事異動があります。
それまでの人脈や経験を一度リセットされるように感じて、ネガティブなイメージもありますが、幅広く経験を積める!何事も経験!とポジティブに捉えられるといいですね。
個人的には無意味な異動には反対ですが、その一方で
- 人を動かすのが人事部の仕事であること
- 不正、癒着防止
- 転職防止
異動には上記などの意味合いもあるのかなぁと穿った見方をしてしまいます。
あまり異動ばかりの会社だと、社内しか見えなくなり、転職を考えたときに市場価値の低い人材になってしまわないか心配です。、
ただ、直属の上司と相性が合わなくても、異動することで改善される事もあるので一長一短かと思います。
職場環境は、詰まるところ直属の上司次第だと思います。
ここからは、中小企業の特徴をまとめていきます。
仕事の幅が広い | 中小企業 | メリットデメリット
中小企業は大企業と比べると社員数が少なく、業務の幅はかなり広いです。
幅広く仕事をするので、一人もしくは限られた少人数で一連の仕事をこなすことが求められます。
不動産に例えると、空室を埋める仲介部門と入居後の管理部門が異なるか、どちらも一緒にやるかの違いです。
個人的には、入居後の管理も考えて仲介をする方が自分の仕事に責任を持つ気がします。
以前に勤めていた中小企業のビルオーナー会社では、物件の仲介、管理、点検管理、大規模工事など全てを一人で担当しました。
大変勉強になり、それはそれで非常にいい経験になったのでよかったと思っています。
仕事を任せられる機会が多い | 中小企業 | メリットデメリット
中小企業はそもそも社員が少ないので、新しい仕事をできる機会が多いです。
自分の仕事じゃない!と突っぱねるようなマインドではなく、何事も経験!と前向きに捉えていける方は向いていると思います。
新しいことにどんどんチャレンジする機会は、圧倒的に中小企業の方が多いと思います。
伸び代は大きい | 中小企業 | メリットデメリット
大企業はこれまで長きに渡っての歴史・実績があるのでこれから売上2倍!ということはなかなかないと思います。
一方で中小企業はこれから売上が2倍以上になる可能性も高いです。
会社が小さいうちに入社し、急成長に伴って給料もどんどん増額していくことも経験しました。
自分で会社を大きくしていく実感があると、大きなやりがいも感じられます。
上司の匙加減での評価 | 中小企業 | メリットデメリット
中小企業は大企業に比べて人も少なく、様々なことを一部の決裁者が独断で決めることがあります。
人事に絡む評価も同様で、さじ加減一つで昇給したりすることもよくあります。
どうしても人には相性があります。うまく合えばどんどん昇給しますが、逆だと厳しい事も。
実際に私は中小企業にいたとき、うまく立ち回って異例の昇給をした事もあります。
一方で、当時の決裁者の方針とどうしても合わなかった事も転職の理由なので、そこは一長一短かと思います。
異動は少ない | 中小企業 | メリットデメリット
大企業と比較して人も少なく、個人の業務の幅が広いのでそこまで大規模な異動はありません。
長期的に業務に携わっていけるのはメリットだと思っています。
ただ、相性の合わない同僚、上司に当たると逃げ場が少ないのがデメリットにもなります。
終わりに | 中小企業 | メリットデメリット
今回は大企業、中小企業のメリットとデメリットについてまとめました。
若くて向上心に溢れている時は中小企業、ある程度経験を積み、家族もできてバランスよく働きたいと思ったら大企業がいいのではないでしょうか。
有名大企業は、新卒採用は狭き門のことも多いです。まずは中小企業で実績を積み、大企業に転職すると視野も広がっていいと思います。
私もそのようなイメージでキャリアを積んできました。よければ参考にしてください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
私自身、新卒からこれまで大手⇨中小⇨大手の順に転職してきました。
実際の経験から、それぞれの特徴についてまとめます。