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銀行誘致の注意点

この記事を読んでほしい人 | 銀行 | 入居者管理 | 注意点 

この記事は、 

  • ビルに銀行を誘致したいけど、注意点はある? 
  • 銀行の入居が決まったけど、普通の店舗と何が違うの? 

上記の方向けに書いています。 

ほぞ

私の前職でも、今の職場でも管理、担当しているビルに銀行が入っています! 実務の中で実際に感じた注意点をまとめました

もくじ | 銀行 | 入居者管理 | 注意点 

ほぞ

今回は銀行の単独店舗ではなく、ビルの1階や2階に銀行が入居者として入っている場合を想定しています。 

休館などの注意 | 銀行 | 入居者管理 | 注意点 

新型コロナウイルスなどの影響で、ビルを休館にすることもあったかと思います。 

ただ、銀行は金融庁による「主要行等向けの総合的な監督指針」に基づいて営業しています。 

よっぽどのことがない限り、通常営業となります。 

ほぞ

銀行の判断で営業時間などを変更できないことになっていますので、ビルに入っている場合は注意しましょう。

防犯面への配慮 | 銀行 | 入居者管理 | 注意点

銀行には、多額の現金が保管されていますので、防犯面は注意です。 

基本的に銀行の専有部の警備については銀行が独自に警備会社と契約し、現金の輸送なども委託することが多いです。 

ビル側の警備員の警戒範囲と、銀行側の警備員の警戒範囲を明確にしておく必要があります。 

ほぞ

以前、現金輸送時に行員の方が防犯用のカラーボールをもって立ち会っていました。行員の方がカラーボールを落として床を汚しましたが、全く落ちずに大変でした。。  

用途の注意 | 銀行 | 入居者管理 | 注意点

銀行が退去した後の用途については、 

建築物の主要用途一覧 〔建築基準法施行規則 別記様式〕 

の分類では銀行の支店、損害保険代理店、宅地建物取引業を営む店舗その他これらに類するサービス業を営む店舗に該当します。 

お客さんの来店があるので飲食店などを誘致したくなりますが、厳密にいうと用途変更が必要になるので注意が必要です。 

ほぞ

用途変更についてはビルの実情や用途変更対象の面積、変更前後の用途により異なりますので、行政や設計会社などに相談して進めていくのが無難です。

退去時の金庫の取り扱い | 銀行 | 入居者管理 | 注意点

専有部内に金庫がある場合は、用途に加えて金庫室の取り扱いについても注意しましょう。 

防犯に強化した部屋なので当然窓もなく、出入り口も一つで二方向避難もとれず、当時の店舗内では空調もなかったため、次の使い方が悩ましかったです。 

加えて、立派すぎる金庫室の扉も解体するためには多額の費用が必要です。 

ほぞ

当時、銀行が退去した後は小規模のオフィスが入りましたが、社長さんが面白がり、金庫をオブジェ兼倉庫として活用していただいて事なきを得ました。。 

電気事故、停電検査の注意 | 銀行 | 入居者管理 | 注意点

一定以上の規模のビルにおいては、年に1度法定の電気点検が必要です。その日程調整と、復電の際にもかなり気を使います。 

復電の際にATMの系統に影響がでたら大変なことですし、先に触れたように営業時間を変更するためには届け出などが必要ですので、何としても時間通りに開店させなければなりません。 

また、ビルの電気室の事故なども絶対に起こしてはいけません。 

ほぞ

一度、近隣の解体工事で地域停電が発生したとき、ものすごくバタバタしたのを思い出します。銀行の責任者の方と警備員さんが血相を変えて飛び込んできました。。

15:00以降は多忙 | 銀行 | 入居者管理 | 注意点

銀行の窓口は15:00に締まります。 そのあとは現金の〆作業があるので、ものすごく忙しいみたいです。 

作業のお知らせを夕方にもっていったら怒られました。 担当する場合は気を付けてください!笑 

ほぞ

反対に、窓口の営業時間中の方がゆっくり話せる印象です。(店舗によって異なると思いますが…)

非常用発電機設置 | 銀行 | 入居者管理 | 注意点

銀行によっては、災害時にもATMや窓口業務を継続させるため、専用の非常用発電機を設置するケースも見ます。 

もちろん、銀行側の資産であるので設置費用もメンテナンスも銀行側で負担してもらいますが、ビルの停電検査の時など、起動しないように操作してもらったり、定期的な試運転の時はビルに届け出をもらったりすることは必要かと思います。 

ほぞ

発電機を屋上に設置したい!と言われたので、一応家賃を毎月いただき、費用負担などの覚書を交わしました。

新耐震への対応 | 銀行 | 入居者管理 | 注意点 

1981年を境に耐震基準が改定され、それを境に旧耐震基準新耐震基準とに区別されます。 

銀行によっては、働く行員の方の身の安全を守るため、新耐震ビルへの入居を方針として決めているところもあります。 

だんだん減ってきてはいますが、もし管理しているビルが「旧耐震」の場合、耐震基準を理由に入居を断られることもあります。 

耐震基準ってなに?

建築物などがどれくらいの地震に耐えられるかを示す基準のこと。1981年5月31日までの基準を「旧耐震基準」、同6月1日以降の基準を「新耐震基準」としている。旧耐震基準は「震度5強程度の地震では、ほとんど建築物が損傷しない」、新耐震基準は「震度6強から7に達する地震でも倒壊しない」と設定されている。新耐震基準は、1978年6月12日に発生した「宮城県沖地震」で旧耐震基準の建物が多く倒壊したために導入。

さいごに | 銀行 | 入居者管理 | 注意点

以前は銀行といえば

  • 安定!
  • 優良企業!

というイメージがありましたが最近は合併などの再編もあり、以前とは少しずつ変わってきています。。

ただ、通常のオフィスと異なる仕様であり、制約が多いことも間違いありません。

入居後にトラブルにならないように、きちんと準備していきましょう!