この記事を読んでほしい人 | 不動産管理 | 仕事内容
この記事は
- アパートの管理会社としての業務がどんなものか知りたい
- 不動産投資を始めたいが、具体的にどのような維持管理が必要なのかが知りたい
- アパートを相続したが管理会社に委託しようか迷っている
このような方向けに書いています。
不動産管理の中でも居住用のアパートにフォーカスして書いています
この記事の目次 | 不動産管理 | 仕事内容
私自身、新卒で不動産の管理会社に入社しました。アパート管理などの実務での経験を元にまとめます。
仕事の目的 | 不動産管理 | 仕事内容
不動産管理会社の目的とは、「建物を適切に維持管理してオーナーさんの収益を上げること!」
です。そのためには、大きく分けて
- オーナーを相手にする仕事
- 入居者を相手にする仕事
上記の二つに分かれます。
不動産管理会社が対応していく相手はオーナーと入居者がほとんどです。基本的には双方の間に立つ仕事がほとんどです。
立場やが違うので、当然求めていることなどが正反対のこともありますが、両方のバランスをとっていくことが必要です。
今回はオーナーさんと入居者さんに対する仕事に絞ってまとめて行きます。
(実際にはこれ以外にも近隣との調整や工事業者手配などもあります)
オーナー相手の仕事 | 不動産管理 | 仕事内容
まずはオーナーさんや、建物に対してアプローチして行く主な仕事を挙げていきます。もちろん、これが全てではありませんが参考にしてください。
定期巡回 | 不動産管理 | 仕事内容
建物を定期的に見てまわります。その中では
- 建物が傷んでいないか、ゴミなどの不法投棄がないか。
- 何か変わったことは無いか、異常は無いか。
などをチェックして、オーナーさんに報告します。
オーナー訪問 | 不動産管理会| 仕事内容
管理会社の一番のお客様であるオーナーさんに訪問し、
- アパートの運営状況の報告
- 建物の近況報告
- 中長期的な工事計画、工事の提案
などを行います。世間話などを通して、まずは自分自身を売り込んで好きになってもらうこと、潜在的な困りごとを引き出したりすることも非常に大切な業務です。
私が担当していたエリアは農家さんが多かったので、訪問した際に野菜をいただくこともあり、また収穫時には本気で収穫の手伝いをした事もありました。
仲介・募集サポート | 不動産管理 | 仕事内容
不動産仲介業者と連携し、空室を埋めます。
やはり空室を埋めて家賃収入を増やすことがオーナーさんには一番喜ばれます。
- 既存の建物のメンテナンスを担当するのが管理会社
- 空室への入居者案内を行うのが仲介業者
基本的に上記で区別することが多いですが、グループ会社だったり、一つの会社でどちらも行なっていることもあります。
空室がなくなることがオーナーさんの一番の喜びです。
オーナーの希望とは | 不動産管理 | 仕事内容
仕事をする上ではオーナーさんが何を求めているのか。それを意識して仕事をすることが非常がに大切です。
建物をきれいに維持する | 不動産管理 | 仕事内容
ゴミが散らかっていたり、ボロボロで暗い建物では入居者も出て行ってしまいますし、新しい入居者も決まりません。
「適切な維持管理をして物件を綺麗に維持したい」これがすべてのオーナーの願いだと思っています。
そのためにどの程度お金をかけられるかはオーナーさんにより異なりますが…
満室にする | 不動産管理 | 仕事内容
お部屋が埋まることで、家賃が入ってきます。
空室があると家賃が入ってこないのでここは死活問題ですね。
ただし、実際にお客さんを連れてくるのは不動産仲介業者の仕事内容です。 管理会社はそのサポートを行います。
オーナーさんは、新しく入居してきた入居者がどんな人で、長く住んでくれそうな人なのかは非常に興味があります。新しい入居者のことをオーナーさんに話せるとオーナーさんに喜ばれます。仲介業者さんとの連携も取っておきましょう。
入居者相手の仕事内容とは | 不動管理 | 仕事内容
次に入居者さんを相手にする仕事です。どちらかというとこちらの方がイメージが湧きやすいかもしれません。
クレーム対応 | 不動産管理 | 仕事内容
入居者からのクレーム対応も立派な業務です。
実際にお住まいの方のクレームは建物に対する要望です。
解決していくことで建物の魅力は上がっていきます。
退去立会 | 不動産管理 | 仕事内容
契約が満了して退去する際は、引っ越しの確認・鍵の受取り・内装の傷や斬地物を確認して原状回復費用を請求します。
この立ち合いと金額の交渉をします。
詳しい内容はこちらの記事で触れています。
入居者の希望とは? | 不動産管理 | 仕事内容
入居者の希望としては、
- ゴミのないきれいな物件に住みたい
- 近隣の騒音の無い物件に住みたい
- 電気、水道、空調などトラブルなく快適に過ごしたい
などが考えられます。
オーナーさんと比べると入居者側はそこまで深く考えていない方が多いと思います。
長く住む方もいらっしゃいますが、学生さんの一人暮らしなどは数年で引っ越していきます。 転勤などで、一時的な仮住まいの方もいらっしゃいますし。
最後に | 不動産管理 | 仕事内容
この記事の中で、オーナーと入居者双方を相手に仕事をすると触れましたが、不動産管理会社はオーナーさんからいただく管理委託料で動いています。
このことから、管理会社は当然にオーナーさんの利益になるように働きます。
オーナー様の利益にならないと管理会社を変えられてしまったり、大規模工事を受注できなかったりするので、それは全力で避けなければいけません。
管理会社に勤める場合も、入居者として賃貸物件に住む場合も、そこの認識は持っておくべきだと思います。
管理会社で働く方も、賃貸で住む方もご覧いただければと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
管理会社のことだけではなく、不動産投資の際にも参考になると思います。
もちろん、管理会社に興味のある方も!