この記事を読んでほしい人 | 不動産管理 | 巡回
- アパートの管理会社の巡回の業務がどんなものか知りたい
- これから管理会社で働こうとしている
- すでにアパートのオーナーとして管理を委託している
このような方向けに書いています。
この記事の目次 | 不動産管理 | 巡回
前半 巡回の概要
後半 巡回の実情(ブラック企業編)
不動産管理会社はその性質上、ブラック企業が多いと思います。
私の働いていた環境も当然ブラック。実情にも触れつつまとめてみました。
巡回の流れ | 不動産管理 | 巡回
初心者の方に向けて、巡回の基本的な流れを下記にまとめます。
- 物件を見に行く
- 現場確認、写真撮影
- 報告書にまとめる
- オーナーさんにへ報告
以上です!単純ですね。 私の場合はエリアが広かったこともあり、車でまわっていました。
毎月全ての管理物件の写真報告書をまとめるのはなかなか大変でした。。。
遠方のオーナーさんからは写真での報告書は喜ばれます。
新卒であれば車の運転も慣れていない人も多いですね。また道を覚えること、また、近くの駐車場がどこにあるか。
駐車場がない場合は、駐禁を取られないようにするかも非常に大変でした。
管理会社に勤める方は、車の運転に慣れることが必須だと思います。
新卒の時は運転免許も取り立てでしたので苦労しました。。
巡回の頻度 | 不動産管理会社 | 巡回
巡回の頻度についてはオーナーさんとの契約によって異なりますが、最低でも月に1回は行きます。
クレーマーの入居者がいる物件はしょっちゅう行くので、巡回の手間が省けてよかったです…(泣)
巡回で見ている箇所 | 不動産管理 | 巡回
- 建物が傷んでいないか
- ごみ置き場が荒れていないか
- 隣地とのブロック塀の 破損などの危険が無いか
- ゴミなどが落ちていないか
- どんな工事をしたら建物の価値が上がるか
などを見ています。
巡回の目的 | 不動産管理 | 巡回
オーナーさんによっては物件から遠いところに住んでいるため、なかなか物件を見に来ることのできない方もいらっしゃいます。
そのようなオーナーさんに写真付きの報告書で物件の状況をお伝えすることが目的です。
ここまでは概要をご説明しました。以下は実情に触れていきます。
巡回で見ている箇所 | 不動産管理 | 巡回
管理会社といえど、やはり会社員。当然にノルマはあるわけです。 一番わかりやすいノルマは工事を受注することですね。 主な工事の項目としては
- 屋上防水
- 外壁塗装
- 手物塗装
- 共用部床リニューアル
- 給湯器交換
- エレベーターリニューアル
- 駐車場、駐輪場の整備
- 外構のアスファルト補修
まだまだありますが、これらの工事項目があげられます。
すなわち、巡回時に見る点といえば工事提案の材料になる箇所を探すことです。
当時は『タネ』と呼んでいました。提案できる内容しか見ていませんでした
建物の正面やメイン導線の鉄部塗装が剥げていたりすると目につきやすく報告書の写真映えもするので喜んで探したりしていました。
報告書の写真に載せるところも一緒で、 外壁の痛んでいる箇所や鉄部の錆が出ている箇所のアップの写真、 給湯器の型式・年数を撮ってそろそろ交換年数であるとアピール したり、タネまきのツールとして使っていました。。
巡回の本当の目的 | 不動産管理 | 巡回
本来の目的はオーナーさんへの情報共有ですが、実際の目的は工事を受注するためのタネまきです。
ただ、新築だったり、工事をしたばっかりだったり、オーナーにあまりお金が無くて 工事ができない場合は一応写真だけ取って報告書の形にしますが、内容スカスカの報告書を出すこともよくありました。
忙しい時には、車から降りる時間もないので車の中から写真を撮って報告書にしたこともありました。(真似してはいけませんよ!)
最後に | 不動産管理会社 | 巡回
巡回については誤解を恐れずに言うと「見るだけ」です。
アパートの周り一周をぐるっと見て問題が無ければ終わりなのですが、実際の不動産管理会社の目的は大規模工事を実施して利益を上げることです。
巡回では工事のネタになる劣化箇所を探しています。
その会社がどこで利益を上げているのか、その会社の目的を考えながら見ると、仕事内容についても理解しやすくなると思います。
他の業務についても触れていきますので、他の記事もよければお読みください。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
私は新卒で不動産管理会社に入社しました。
入社後に一番初めにやることは巡回です。しかし、ただ見るだけではありません!
物件をただ見てまわるだけではない、本当の目的も紹介します。